山口県で大きな温泉街である湯田温泉。
湯田温泉駅や温泉街の至るところには、白い狐がお出迎え。マスコットキャラクターも白い狐、毎年4月には「白狐まつり」も開催されています。
今回は湯田温泉に伝わる白狐の伝説やお湯の特徴、白狐にまつわるイベントについてご紹介します。
湯田温泉の白狐伝説とは?
およそ800年前のこと。
湯田温泉の近くには、権現山と呼ばれる山があり、その山のふもとには木々に囲まれた古いお寺がありました。
ある日、檀家さんに引き留められて、帰りが遅くなった和尚さん。
境内を通っていると池の方から音が聞こえます。
和尚さんがじっと耳を澄ませて見てみると、白い狐が一匹、池の水に足を浸しているではありませんか。
狐は足をひきずっていましたが、それから数日間、狐は池に足を浸しにやってきて、そして7日後には足のケガはすっかり良くなっていました。

どうして狐の足がよくなったのか不思議に思った和尚さん。
狐が足を浸していた池の水を触ってみると、おや、なんだか温かい。
里の人にこのことを伝え、池を掘らせてみると、こんこんと温泉が湧いてきました。
喜んだ里の人たち、掘り進めていくと、土の中から仏像が現れました。それは、薬師如来像でした。
それから薬師如来像は、池の近くに建てられたお堂に、温泉の守り神としておさめられました。
以来、たくさんの人々がその像を拝んで入浴すると、身体のケガや病気がよくなったのだそうです。
これが、白狐が見つけた温泉といわれる所以と伝えられています。

温泉街のなかで白狐の置物やキャラクターをみつけると、今でも地元の方々が温泉を見つけてくれた白狐を大切にしているんだなあ、と嬉しく感じますね。
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白狐を癒した湯田温泉の泉質は
湯田温泉のお湯の特徴
白狐の足を癒した湯田温泉の湯は、アルカリ性の単純温泉。
お湯は無色透明で温泉特有の匂いもほとんどないので、誰もが入りやすく肌にも優しい温泉です。
湯田温泉の特徴はお湯の量の豊富さです。
源泉が7つもあり、お湯の量が1日に2000トンも湧き出すほど。しかも源泉の温度が高いもので70度以上もある源泉もあるのだとか。
山口県で源泉の温度が高い温泉はあまりありません。
嬉しいことに、加温も加水もしない源泉かけ流しの湯が楽しめる温泉旅館、日帰り温泉もあります。
温泉の効能は
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、ぢ疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進に効果があると言われています。(湯田温泉旅館協同組合HPより)
効能がたくさんありますね。
湯田温泉は美人の湯

湯田温泉のお湯は、PH値9前後のアルカリ性単純温泉です。
PH値(水素イオン濃度)7.5以上のアルカリ性のお湯は、美肌効果がある温泉といわれています。
アルカリ性の高いお湯は、肌の角質を取ったり肌の表面を溶かす作用があるため、つるつるのお肌にしてくれる効果があります。
PH値9の湯田温泉のお湯が、美人の湯といわれる理由ですね。
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白狐が主役・白狐まつり
湯田温泉街では白狐の伝説にちなみ、毎年4月に温泉街をあげての「湯田温泉白狐まつり」が行われます。
「湯田温泉白狐まつり」は、70年以上も歴史のあるおまつりです。
戦後すぐの昭和21年、たくさんの方に温泉の湯を楽しんでもらいたいと開催されました。
そのお祭りは今も受け継がれ、白狐まつりでは湯田温泉街のいたるところで賑やかにイベントが催されています。
白狐の嫁入りや白狐パレードなど、白狐にちなんだイベントも開催されていますよ。
ぜひ、イベント盛りだくさんの湯田温泉白狐まつりにお越しくださいませ。
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まとめ
今回は、湯田温泉の白狐伝説と、白狐が見つけた温泉の特徴、泉質などについてご紹介しました。
湯田温泉の街を歩いていると、地元の人が白狐伝説を大切にしていることが伝わってきます。
温泉を見つけてくれた白狐への感謝の気持ちが、今に至るまで受け継がれているのですね。
ぜひ、湯田温泉に足を運ばれる際には、白狐伝説を思い浮かべていただけたらと思います。
きっと、より温かさを感じられるのではないでしょうか。
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