山口市糸米(いとよね)には、「木戸神社」があります。
木戸神社は、幕末から明治初期にかけて活躍した木戸孝允公をお祀りする神社です。
そんな疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれませんね。
この記事では、木戸神社の創建の由来や境内の見どころなどをご紹介します。
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木戸神社とは?木戸孝允を祀る神社

木戸孝允は桂小五郎の名でも知られ、長州藩士として幕末の動乱期に活躍した人物です。
薩長同盟の成立にも尽力し、明治維新後は新政府の中心人物として日本の近代化に貢献しました。
木戸神社がある場所は、かつて木戸孝允が暮らしていた邸宅の跡地。
現在は、木戸孝允の功績と地域の人々とのつながりを伝える場所となっています。
木戸神社創建の由来
木戸神社の創建には、木戸孝允が残した遺言が関係しています。
木戸孝允は慶応2年(1866年)ごろ、山口市糸米に本邸を構えました。
当時、長州藩の政治の中心は山口に置かれており、木戸は糸米の邸宅から山口藩庁の政治堂へ通っていました。
この邸宅跡が、現在の木戸神社のある場所です。

孝允は明治10年(1877年)、45歳でその生涯を閉じます。
その際、この地にある邸宅、山林などを地元に寄付し、子どもたちの育英資金に充てるように言い残したと伝えられています。
遺言は、養子の正二郎によって実行されました。
このことに深く感謝した糸米の住人たちは、明治19年(1886年)、木戸孝允の功績をたたえ、邸宅跡に祠や記念碑を建て、霊を祀りました。
これが木戸神社の始まりです。
木戸神社の境内を紹介
高い木々に守られた静かな境内

木戸神社があるのは、国道9号線を脇に入り、すぐ近く。
山の麓にある静かな場所です。

地元の人々によって建立されたとあり、こじんまりとした神社。
それでも、境内やその周辺がとてもきれいに整備されており、人々の神社を大切に思う気持ちが伝わってきます。
背の高い木々に囲まれた境内は、まるで木々に守られているかのよう。穏やかで静かな空気が流れていました。
うっすらと苔むした様子からも、長い歴史を感じます。

とても立派で新しい拝殿。木戸公の写真が飾られています。
その奥には祠が。
とても大切に守られているのがわかります。

額束が3つある珍しい鳥居

木戸神社の見どころのひとつが、額束(がくづか)を3つ持つ珍しい鳥居です。
といっても、神社を訪問したあとにそのことを知ったのですが…。
訪問した際は、額束が3つあることに全く気付きませんでした。
それよりも「ずいぶん背の低い鳥居だなあ」と驚いたことを覚えています。
子どもたち(息子175センチ、娘160センチ)の頭がぶつかるぐらいの高さの鳥居です。

どうしてこのような小さな鳥居が建てられたのでしょうか。
当時の技術によるものかもしれませんし、境内の規模に合わせたものかもしれませんが、鳥居が小さい理由ははっきりとわかりません。
この不思議なサイズの鳥居をくぐりながら、創建当時に思いを馳せてみるものよいですね。
ちなみに額束が3つある理由も、はっきりとはわかっていません。こちらもいろいろと歴史とともに想像してみると面白そうです。
木戸公の遺徳を伝える石碑

境内には、大きな石碑が建てられています。
「木戸公恩徳碑」と呼ばれるこの石碑には、木戸孝允の遺言や、糸米の村民との関わりなどが記されています。
石碑には小さい字で漢文が彫られてあり、読むことは難しそうですが、拝殿に現代文に訳した資料が置かれています。
資料は誰でも持ち帰ることができますので、手に取って、木戸公の人柄や地域の人々とのつながりに触れてみてはいかがでしょうか。
木戸神社へのアクセス・駐車場
| 所在地 | 山口市糸米2丁目9 |
| 御朱印受付 |
山口市上宇野令にある、今八幡宮にて受付。 |
| 駐車場 | 境内近くにあり(20台ぐらい駐車可) ※看板と矢印が出ています。 |
| アクセス | 中国自動車道 山口ICから車で約15分 |
駐車場

木戸神社入口に、駐車場への案内が出ています。案内通りに右折すると、大きな駐車場に出ます。
とても広くて停めやすい駐車場です。花壇がきれいに整備されていますよ。
まとめ
山口市糸米にある木戸神社は、幕末から明治にかけて活躍した木戸孝允を祀る神社です。
境内には額束が3つある珍しい鳥居や木戸公の遺徳を記した石碑など、見どころもあります。
また、そばには木戸公園もあり、山々の自然を楽しみながらの散策も楽しめますよ。
山口の歴史に触れながら、木戸孝允と地域の人々とのつながりを感じられる神社。
ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
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