【岩国市】白山比咩神社を参拝・ご祭神やご利益、見どころを紹介

【岩国市】白山比咩神社を参拝・ご祭神やご利益、見どころを紹介

岩国城ロープウェイ麓駅と吉香神社の間にある、白山比咩神社をご存じでしょうか。

山の麓にひっそりとある神社で、観光で訪れても見落としてしまいそうな場所にあります。

じつは岩国への観光計画を立てようと地図を見ていた時、「白山比咩神社」という名が目に留まりました。

社名の読み方がわからず、このあたりでは聞かない名前です。

調べてみると、「しらやまひめじんじゃ」と読むこの神社は、石川県の霊峰・白山への信仰から生まれた神社なのだそう。

あまり聞かない名前だったこともあり、どのような神社なのか気になって参拝してみることにしました。

この記事では、白山比咩神社のご由緒、ご祭神やご利益、実際に参拝してみての神社の見どころや雰囲気などをご紹介します。

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白山比咩神社(岩国)のご由緒

白山比咩神社の創建年月は定かではありません。

ご由緒書によると、平安時代初期の貞観18年(876年)に加賀の国(現在の石川県)にある白山比咩神社を勧請。
元慶8年(884年)に社殿を創建したとされています。

南北朝時代に社殿の一切を焼失しますが、嘉慶2年(1389年)に再建。
慶長年間(1590年~)には現在の場所に移され、吉川家の産土神として崇められました。

その後、大鳥居や社殿が造営され、神社林として城山の一部が奉納されるなど、歴代の藩主からの崇敬を受け、発展。
当時は壮麗豪華な社殿を誇り、「西国の東照宮」とまで称されていたそうです。

このように歴代藩主の崇敬を受けて繁栄しましたが、明治23年(1890年)の火災により、拝殿、回廊などが悉く灰に帰してしまいました。

現在の建物は明治31年(1898年)に再建され、当時の建築群の一部のみが残されています。

なんたん
なんたん
火災による焼失と再建を繰り返しつつ、現在まで受け継がれてきた神社なのですね

つぶた
つぶた
それにしても、どうして遠い加賀の国の神様が岩国に勧請されたのか、不思議だねえ

南北朝時代に社殿の一切が焼けてしまい、古い記録が何も残っていないため、岩国に勧請した理由はわからないままです。

ですが、白山神社は遠く九州地方にも勧請されており、白山信仰が日本海側から山陽側へ広く伝わっていたことが考えられます。

白山比咩神社・ご祭神、ご利益

白山比咩神社のご祭神は、

  • 菊理媛命(くくりひめのみこと)
  • 小白山比咩命(こしらやまひめのみこと)
  • 大己貴命(おおなむちのみこと) 

主祭神の菊理媛命は、社名にもなっている白山比咩命と同じ神様で、『日本書紀』に登場する女神です。

白山信仰が広まる中で、白山に宿る神は「白山比咩神」と呼ばれ、後に菊理媛命と同一視されるようになりました。

日本の国土や神々を生み出した伊弉諾(イザナギ)と伊弉冉(イザナミ)。
ふたりが対立し言い争っていた際、口添えをし、仲を取り持ったのが菊理媛命といわれています。

こうして縁結びの神、仲裁の神として信仰されるようになりましたが、岩国では古くから安産の神として広く信仰されてきました。
安産の御守は、境内の社務所にて手にとることができますよ。

なお、白山比咩神として信仰される菊理媛命に加え、当社では小白山比咩命も祀られています。

大己貴命は出雲大社の大国主命とされ、国造りを成し遂げた神様です。
縁結び、国土開発、五穀豊穣など、幅広いご利益で知られています。

白山比咩神社・見どころ

厳かな雰囲気の境内

白山比咩神社の山門から足を踏み入れて感じたのは、ものすごく厳かな空気です。

名前が気になって軽い気持ちで訪れましたが、実際に境内に入ると、想像以上に神聖な雰囲気に驚きました。

なんたん
なんたん
観光気分で足を踏み入れてよいのかと思ってしまい、思わず背筋を正して参拝させていただきました

脇に並ぶ灯籠、裏手の山の緑、すべてが神聖なものとして感じられて。

背後に広がる城山の存在感も大きく、その雄大な姿が神社の厳かな雰囲気を深めているようでした。

木々に囲まれた静かな境内は、ロープウェイ駅のすぐ近くなのに、参拝される人の数も少なくとても静か。
落ち着いた空間で、歴史の重みを感じられました。

他の観光スポットが多くて見落としがちかもしれませんが、ぜひ参拝していただきたいです。

錦川水神社

山門の奥には、錦川水神社が鎮座しています。

御祭神は水の神である弥都波能売神。岩国市を流れる錦川への感謝と地域の発展を願い、昭和49年に建立された境内社です。

伊勢神宮式年御遷宮の際に取り替えられた古材の一部をいただき、白山比咩神社境内に建立されました。

白山比咩神社・基本情報

場所 岩国市横山2丁目8番12号
問合せ 0827-41-0600
御朱印・御守 境内に社務所あり
その他 駐車場は岩国城ロープウェイ麓駅前、錦帯橋河川敷にあり。
境内脇から城山への登山道があるそうです。

まとめ

白山比咩神社をご紹介しました。

岩国観光に行くと決めて地図を見た時、「白山比咩」という珍しい名前に惹かれて訪れた神社でした。

実際に行ってみて、何度も焼失しながらも、今に受け継がれているその深い歴史を感じることができました。

岩国観光ですべては見て回れていませんが、私にとってはいちばん印象深かったスポットだったかもしれません。
錦帯橋や岩国城の華やかさとはまた違う、静かで厳かな時間を過ごせる場所でした。

ロープウェイ駅の脇にあり、観光では見落としがちな場所にある神社ですが、ぜひ足を運んでいただきたいと思います。

 

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